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関連医学用語集

た行

対症療法

疾患の症状を緩和、制御する治療法です。シェーグレン症候群のように根治療法が確立されていない疾患においては、「生活の質を向上」させ、「疾患とうまく共存していく」という面から、症状の緩和、制御を目的とした様々な治療が行われます。

唾液腺(大唾液腺と小唾液腺)

口腔内にサラサラした漿液とネバネバした粘液より成る唾液を分泌する器官です。耳下腺、顎下腺、舌下腺をあわせて大唾液腺と呼び、ここから大部分の唾液が分泌されます。また、口腔粘膜から咽頭にかけて粘膜下に数百個の小さい唾液腺があり、小唾液腺と呼びます。

唾液腺シンチグラフィー

生体内に対する影響の少ないタイプの放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を用いて、唾液腺の機能を検査する方法です。実際の測定にあたっては、放射性同位元素を静脈内に注射し、その後口腔内及び唾液腺における放射性同位元素の分布・集積状況を専用のカメラで撮影することで、唾液腺の機能を確認することができます。シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。

唾液腺造影

頬粘膜の内側に開口するステノ氏管から大唾液腺(耳下腺)に造影剤を注入して、直ちにその部分をX線撮影する検査です。この検査方法には所定の判定基準があり、この基準で定められるステージ I(直径1mm未満の小点状陰影)以上の所見が認められた場合には異常と判定されます。シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。

唾液分泌量検査

唾液腺から分泌される唾液量を検査し、客観的な数値をもって評価することは、シェーグレン症候群の診断に欠かすことのできない検査です。具体的な方法としては、「ガムテスト」と「サクソンテスト」と呼ばれる検査があります。前者は、ガムを噛んでその間に分泌される唾液量を測定し、後者は試験専用のガーゼを口内で噛んでその間に分泌される唾液量を測定します。

多発性筋炎

膠原病に属し、筋肉内にリンパ球が浸潤して炎症が生じて、筋肉の痛み、筋力の低下を主症状とする疾患です。シェーグレン症候群に合併することがあります。

多発神経炎

末梢神経障害の一種です。多発性に生じ、四肢末端のしびれ、感覚低下、疼痛などが症状として現れ、症状の程度や経過には様々なケースがあります。まれにシェーグレン症候群に合併することがあります。

単核細胞

免疫細胞の一種で、リンパ球、食細胞、形質細胞など、数種類のものがあります。自己免疫疾患であるシェーグレン症候群では、唾液腺や涙腺などの体液分泌腺に、リンパ球を中心にした単核球が浸潤し、損傷を受けている状態を顕微鏡を用いた検査で確認することができます。

チアプロフェン酸

非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。

チアラミド

非ステロイド性抗炎症薬に属し、「塩基性」の薬剤として分類されます。

膣炎

シェーグレン症候群の患者さんに膣炎の原因となる膣乾燥を訴える方が多くいますが、更年期障害やエストロゲンの減少など様々な原因で生じる症状ですので、原因の鑑別が必要です。

膣乾燥

シェーグレン症候群の患者さんにこの症状を訴える方が多くいますが、更年期障害やエストロゲンの減少など様々な原因で生じる症状ですので、原因の鑑別が必要です。

膣乾燥用水溶性潤滑剤

膣乾燥用の潤滑剤は、一般の薬局で市販されています。膣乾燥による性交痛を軽減させるために使用されています。

中枢神経系

脳及び脊髄部分の神経系統の総称です。

蝶形紅斑

全身性エリテマトーデスの患者さんによく見られる皮膚症状で、鼻の付根部分から両ほおにかけて紅色の皮疹が広がります。ちょうど蝶が羽を広げたような形であることから、このように呼ばれています。

TNF(ティー・エヌ・エフ)

免疫細胞を中心とした様々な細胞から分泌される生理作用を有した低分子たんぱく(サイトカイン)の一つで、腫瘍壊死因子(Tumor necrosis factor)を略してこのように呼びます。腫瘍を選択的に攻撃・傷害する生体内の物質として発見されましたが、その後の研究で免疫作用や炎症作用など、様々な生理作用に関与していることが明らかになりました。関節リウマチでは、TNF-αが過剰に作用して関節病変を悪化させていることがわかっており、近年TNF-αに対する抗体が治療薬として全身投与され、すばらしい治療効果を上げています。

T細胞

免疫系の中心を担うリンパ球の一種で、異物(抗原)に対して抗体産生の指令を出す「ヘルパーT細胞」、実際に攻撃をする「キラーT細胞」、過度の免疫反応を抑制する「調節性T細胞」などがあります。一般に、リンパ球はT細胞とB細胞に大別され、B細胞はT細胞からの指令を受けて異物(抗原)に対する抗体(IgG、IgM、IgA、IgE、IgD)を産生しています。

DMARDs(ディーマーズ)

英語のDisease modifying anti-rheumatic drugsの略で、疾患修飾性抗リウマチ薬を意味します。一般に、効果が投与後1〜3ヶ月後くらいから現れるのが特徴です。効果は持続し、関節炎の軽減、赤沈値、CRP、リウマトイド因子などの検査所見も改善し、関節外にも有効、直接の抗炎症作用はないなどの共通の性質を有する多くの薬剤があります。古くから使用されている代表的なものに金製剤(金化合物の注射剤)がありますが、現在はメトトレキサート(MTX)が代表薬です。非ステロイド性抗炎症薬が症状の軽減を主目的としているのに対し、疾患の活動性自体を制御する点が大きく異なります。

デキサメタゾン

作用時間が長時間のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも強力で速効性です。

テノキシカム

非ステロイド性抗炎症薬に属し、「オキシカム系」の薬剤として分類されます。

特定疾患の医療費助成

国が指定する特定の難病に対して、医療費を公費で助成してくれるシステムです。シェーグレン症候群では、国は公費助成を行っておらず、平成22年8月現在、1都2県(北海道、東京都、富山県)が独自で医療費助成を行っています。

ドライアイ(眼乾燥症)

涙の分泌減少により、目が異常に乾燥している状態のことです。涙には、目の表面を保護するなどの重要な役割があるために、涙液減少によって様々な障害が生じます。代表的な自覚症状としては、「目がころころする」「目が疲れる」「まぶしい」「目やにがたまる」「悲しい時でも涙が出ない」などがあります。テレビやパソコンを長時間操作した場合などに生じますが、シェーグレン症候群の代表的自覚症状の一つであり、診断する上での重要な要素となっています。

ドライマウス(口腔乾燥症)

唾液の分泌減少により、口腔内が異常に乾燥している状態のことです。代表的な自覚症状としては、「口が乾く」「口内が痛む」「虫歯が多くなった」「飲水が増えた(外出時水筒を携帯する、夜間に飲水のために起きる等)」「乾いた食物が食べにくい」「会話が長く続けられない」などがあります。シェーグレン症候群の代表的自覚症状の一つであり、診断する上での重要な要素となっています。

トリアムシノロン

作用時間が中程度のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも中程度です。

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