主治医との良好なコミュニケーションは、治療効果を向上させます。あなた自身のために、病状は正確に伝えましょう。
シェーグレン症候群の症状は多様です。受診時には問診が非常に大切になりますので、主治医に伝えるべきことを予め整理してまとめておきましょう。
シェーグレン症候群の症状は、患者さんによって様々です。また、複数の症状が現れる場合も少なくありません。以下のリストに該当するものがあるか確認してみましょう。また、いつ頃症状に気がついたか(どれくらい症状が続いているか)を思い出してメモをしておきましょう。
※注意
あくまでシェーグレン症候群で生じ得る症状を列記したものですが、これらは他の疾患や原因でもよく起ります。該当する症状があっただけで、シェーグレン症候群にかかっていることを意味するわけではありません。
涙が出ない、眼が乾く、ころころする、疲れる、まぶしい、痛みがある、目やにがたまる
唾が出ない、口が渇く、味がよくわからない、痛みがある、虫歯が増える、食物がうまく飲み込めない、夜間に飲水のために起きる、外出時に水筒を持ち歩く、会話が長く続けられない、耳下腺腫脹が繰り返し起る
関節が痛む、朝方(起床後)しばらく関節がこわばる、筋肉が痛む、筋力が落ちる
膣が乾燥している、性交時に痛む、膣に炎症がある
赤色の発疹が出る、下腿に赤色の小斑点が現れる、皮膚が乾燥する、四肢末端(手もしくは足の指先)が寒冷時に蒼白になったり痛む
非常に疲れやすい、微熱が続く、体重が減る、食欲が減退する、貧血が起る、呼吸が苦しくなったことがある
尿の出方がおかしい、体に痛む部位がある
病状によって日常生活に支障をきたしていることがあれば、主治医に積極的に相談してみましょう。各種医薬品の他、様々な医療用具もありますので、何らかの解決策が見つかるかもしれません。
過去にあなた自身、あるいはご家族・親戚関係者に、以下の疾患をわずらった方がいないかを思い出してメモをしておきましょう。
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、混合性結合組織病、慢性甲状腺炎、その他何らかの自己免疫疾患、原因不明の関節痛、原因不明の皮膚疾患
これまでに医療機関を受診した経験、民間療法の経験について思い出してメモをしておきましょう。
薬の服用歴に関する情報はとても重要です。現在、服用中の薬がある場合には、必ず主治医に伝えましょう。また、過去に薬を飲んでアレルギーなどの副作用が生じたことがないか思い出してメモをしておきましょう。
受診科はリウマチ科、膠原病内科、免疫内科、耳鼻科、眼科、口腔外科などがあります。しかし、多様な症状のためその他の科でも診察しています。当サイトにも専門医リストを掲載していますので、参考にしてください。